ヘッジファンド業界の帝王「レイ・ダリオ」氏とは
ヘッジファンド業界のステーブジョブスといわれるカリスマ投資家。
2008年に起こったリーマンショックの前に、ベアースターンズやリーマンショックへの投資を1週間前に撤退したことからその名声は生まれました。
世界最大級のヘッジファンド、ブリッジウォーターの創業者。
1973年〜2013年の41年間の投資利回りが「9.56%」という結果を出した方です。
約10%の利回りがどれだけ凄いかは投資を少しでも経験した方なら誰でもわかると思います。
レイダリオ氏のポートフォリオ(オールシーズンズ戦略)
割合 | 資産タイプ | ETF参考銘柄 |
40% | 長期米国債(20〜25年満期) | TLT・BLV |
30% | 株式(S&Pかインデックス) | SPY・IVV・VTI |
15% | 中期米国債(7〜10年満期) | IEF・BIV |
7.5% | 金関連 | GLD・IAU |
7.5% | 商品取引関連 | DBC・GSG |
重要なポイントは中期(7~10年満期)と長期(20〜25年満期)の米国債の割合が全ポートフォリオの「55%」を占めるという点です。
いままで米国の国債についてはあまり検討してこなかったのですが、レイダリオ氏のポートフォリオをみて、これからは「米国国債」も自分のポートフォリオに組み入れようかなと思ったので、比較検討してみました。
検討した米国の国債
今回比較した米国の国債は以下になります。
【EDV・VGLT・BLV・VCLTの概要比較】
*引用;グーグルファイナンス(2017/3/18時点)
【上記以外に比較した米国債】
- SHV(iShares Short Treasury Bond ETF) ※1ヵ月から1年まで。
- SHY(iShares 1-3 Year Treasury Bond ETF)
- IEI(iShares 3-7 Year Treasury Bond ETF)
- IEF(iShares 7-10 Year Treasury Bond ETF)
- TLH(iShares 10-20 Year Treasury Bond ETF)
- TLT(iShares 20+ Year Treasury Bond ETF)
赤線はS&P500になります。
「米国債」はリーマンショックなどの「株式」の暴落時に本領を発揮します
上記のチャートを見ると、2009年のリーマンショック時に「米国債」が「株式」を上回っているのがわかります。
採用ポイント①:管理費が安い「バンガード社」の米国債を採用しました。
iSharesのTLT・TLH・IEFともに年間の管理費は「0.15%」であり、バンガード社の方が管理費「0.07%」で優れていたので今回は「バンガード社」の国債を採用しました。
採用ポイント②:「米国社債」はリーマンショック級の株価暴落だと「株式」と道連れに下落する傾向があるので「BLV」と「BCLT」は除外しました。
「社債」はリーマンショック級の株価暴落が起きると発行している企業そのものが倒産してデフォルトになるリスクがあり、「株式」と道連れになるリスクがある。
採用ポイント③「TLT」「EDV」「VGLT」を比較して、レイダリオ氏の条件に一番合う「VGLT」を採用しました。
今回は上記の「TLT:VGLT」と「TLT:EDV」の比較をしたチャートが以下になります。
「TLT(紫線)」と「VGLT(緑線)」の比較チャート
※「VGLT」が「TLT」より低いのは「20年未満の米国債」を7%ほど含んでいるためです。
「VGLT」はレイダリオ氏の中・長期の国債「55%」の条件を満たしている銘柄と言えます。
「TLT(紫線)」と「EDV(青線)」の比較チャート
※赤線は「S&P500」になります。
EDVの方が「TLT」よりボラティリティが大きいのでマイナス要素である。
採用ポイント④:メジャーな国債「AGG(紫線)」と「BND(緑線)」はリーマンショック時に下落してるので除外しました。
赤線はS&P500です。以下のチャート見たらわかりますが、リーマンショック時に下落しているのがわかります。
AGGは・・・米国債の構成比率が38%で、その他は住宅ローンを証券化したものや社債などが62%を占めているのが、マイナス要素になります。
BNDは・・・米国における残存期間1年超の投資適格・課税対象債券市場(米国債、社債、米国以外の米ドル建て債券、モーゲージ債及びアセットバック証券など)のパフォーマンス…への連動を目指すとバンガードの目論見書にあるので、こちらもAGGと同じで国債のみで構成されてはいないのでマイナス要素になります。
採用ポイント①〜④より「VGLT」の国債に投資することを決めました。
上記の採用ポイント①〜④より「VGLT」に投資をすることを決めました。
これから徐々に購入していこうと思います。
インフレ対策として「金」「コモディティ」も検討しましたが、今回は採用を見送り、しばらくは「現金」を多く保有することにしました。
今回「米国債」の他にレイダリオ氏がポートフォリオに「7.5%」ずつ組み入れている「金」「コモディティ」についても検討しました。
橙色が金(ゴールド)、黒色がコモディティ、紫色がリート、そして赤色がS&P500です。
「金」以外はリーマンショック時に落ちていることがわかります。
結論としては「金」も「コモディティ」も採用を見送ることにしました。
「金」「コモディティ」を組み込む理由としては、
インフレ時に価格が落ちない資産を組み入れることが主な目的だったので、
だったら、「現金」でもしばらくは良いのかなと考えました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
内容わかりにくくてすいません。メモ書きレベルで書きました。
時間できたら、またメンテします。
「VGLT」を採用するに当たって以下のサイトの内容がとても参考になったので、リンクを貼らせて頂きます。
初心者が失敗しない株式投資入門「レイダリオ氏と米国債ETF」
こういう貴重なサイトは初心者の自分にはとても助かります。
ありがとうございます!!
でわ、またです。
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